Fashion, Shop Review

ぴゃるこ レセプションパーティー

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ぴゃるこ

『ファッションとは□□□□だ』


PARCOの中でも際立った、近未来的な空間のセレクトショップ、「ぴゃるこ」のオープニングレセプションパーティーが5月18日渋谷PARCOで開催された。

「ぴゃるこ」は原宿キャットストリートの「ミキリハッシン」が新しく手掛けたセレクトショップ。ショップの集合体でもあるPARCOの建物自体を批評するようなショップが建物内にあってもおもしろいのではないかという思いもあり、この名前になったと「ミキリハッシン」の代表の山口壮大さんは語る。ショップである以上、モノ売りはある種の”宿命”である。しかしファッションのセレクトショップのそのような商業主義的なあり方に疑問を抱き、”宿命”に抗いたいとの思いがあるという。

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平日は物販スペースである他、週末の一部は、フリースペース”ぱりゅこ”としても機能する。山縣良和さんが講師を務める”ここのがっこう”や、321LabによるUstream配信が行われている。そこはあくまでも”開かれた空間”であり、誰もがのぞき見たり、配信を見て立ち寄ったりすることができる。足を運んでくれた方々との新たなコミュニケーションの場ともなる。

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18日のグランドオープン以前はプレオープン期間ということで、何もない状態からショップが出来上がるまでをHPに毎日更新される『にっき』で綴っていた。その最中に訪れる人々の中には、セレクトショップでありながら洋服がないのにもかかわらず、やっていることのおもしろさ、かっこよさに惹かれ、度々足を運んでくれるようになった人もいるという。

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レセプションパーティーでは、とうとうの“現代和食”やwagashi asobiによる“現代和菓子”が振る舞われたほか、杉原一平さんによるピアノの演奏が披露された。セレクトショップ「ぴゃるこ」は、足を運んで頂いた方々との”コミュ二ケーション”を何よりも大切にしている。入り口のホワイトボードには、チームラボが担当した、人やペインティングに映像が作用する、『リアルスケッチピストン』を設置。”プリクラ”のようにボタンを押すと気軽に記念撮影をすることができる優れものだ。また店内音楽は、旋律がパーツで分解され、レジ付近にあるサンプラーを使用して、来店頂いた方は自由に演奏することができ、相互に反応し合う、光るキューブ状の什器もお客自身の手で、自由に組み替えることが出来る。


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「あそび」のような内装から生まれるコミュニケーションを通して、「ぴゃるこ」は一体どんなファッションを提案してくれるのだろう。『ファッションとは□□□□だ』『□』に当てはまる部分を、ぴゃるこで遊びながら、探していきたい。

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ぴゃるこ ウェブ : pyarco.asia
Photo by ぴゃるこ
Text by Makoto Kogawa


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