TAKASHI NISHIYAMA デザイナー、西山氏にインタビュー。
TAKASHI NISHIYAMA / 西山 高士 1/2
子供のころから大きさで勝負していた。 西山 高士
■デザイナー、ファッションの道に至った経緯は?
母親がISSEY MIYAKEで働いていたこともあり、小さいころからもの作りが好きでファッションの道に関心が向き文化服装学院に入り、今に至るという感じですね。
■文化服装学院からさらに「ここのがっごう」に行こうと思われたのはなぜでしょうか?
文化服装学院では技術は学べたのですが、自身のクリエーションができてないと思っていた最中に同じクラスの子から、writtenafterwordsの山縣さんの「ここのがっこう」を紹介され彼の「ゴミのコレクション」を見て独創的なアイディアに衝撃を受け、行こうと決意しました。
■西山さんが作られる服はアート性が強いように感じたのですがアート性は意識されていますか?
まったく意識してないですね。
自分が文化服装学院で積み重ねた技術と小さな時から抱いていた大きなものへの憧れが組み合わさった結果、あのような服が出来たという感じですね。ITSでグランプリを取ったのもまさにそこが評価されました。リアルでも着れる所、デザイナーとしてのクリエーション的サプライズの両方を評価していただき、グランプリに繋がったという感じですね。[ITS(International Talent Support)とは、世界中のファッションスクール学生や新卒者を対象として行われる欧州最大規模のファッションコンテスト。]
■コレクションを拝見していて、ボリュームがあるデザインの服がよく見受けられましたが昔から大きいものに憧れていたからということでしょうか?
そうですね。
小さいころから、父親が買ってきたおもちゃを分解してセロハンテープでくっ付けて繋げて複合的で大きなものを作っていたりしていました。
ミニ四駆もみんなが速さで競う中、僕は大きさで競っていました。
■今回はじめてレディースラインを出されましたが、なぜ出そうと思われたのですか?
前回のコレクションとの違いを出そうと思い作りました。
僕がレディースやれば、周りの人が驚くという期待、デザインの幅を広げたいという願望もあり作りました。
■実際、レディースを作られていかがでしたか?
面白かったですね。
今までは、ボリュームのある服を作ってきましたが、初めてラインに沿った形の服を作ったので、それがとても面白いなと感じました。メンズでも、フレアなどガーリーな部分を取り入れてみました。
TAKASHI NISHIYAMA