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Flower Artist Michiko 2/3


Flower Artist Michiko 2/3

フラワーアーティスト、Michikoさんにインタビュー。

Flower Artist Michiko 2/3


High fashion, 装苑, COMMERCIAL PHOTO等の多数の雑誌の誌面に携わり、又、JUJUやSuperflyなどの大物アーティストのCDカバーやヘッドピースを制作するフラワーアーティスト、Michikoさんにインタビュー。


■日本とフランスにおける「花」文化の差異とは具体的にどのようなものなのでしょうか?


-日本と比べるとフランス、特にパリはお花屋さんの数が圧倒的に多いです。花束を買って、そして送るという機会も断然多いです。男性も買いますしね。そういう意味でヨーロッパの方が文化としての花は定着していると思っています。あとパリでは花はその場所でその時間に奇麗に咲いていなければダメなんです。例えばパーティーの会場ですよね。その瞬間をいかに花で奇麗にディスプレイしてお客さんに楽しんでもらうか。ここが重要なんです。でもその一方で日本ではどのくらい長持ちするかという期限が重要になってきます。この花っていつまでもちますか?と聞かれることが日本では多いです。日本のお花屋さんで花を買うと茎の部分にお水やアルミをつけてくれますよね。パリだと80パーセントくらいの確立でのなにもつけてくれないんです笑。長持ちしなくていいじゃんっていうスタンスなんでしょうね。そういう細かい気遣いをしてくれる日本が当たり前だと思っていたのでとても衝撃的でした。


■フランスと日本の異なる「花」文化。どちらの方が自分に合っていると感じますか?


-パリのように花がその「瞬間」を奇麗に飾るもの、そういうスタンスはすごく好きです。 向こうって家具だったり建築物だったりにすごく古い歴史がありますよね。たとえば花が手入れされていなくて枯れていたとしても、なぜかそれがその古臭い空間と馴染むんですよ。雰囲気が調和するというか。あとは組み合わせる色ですね。お花だけじゃなくて緑をたくさん使うんです。日本だったら緑をいれるくらいだったらもっとお花入れてよと言われるので。だけど日本人の期限を意識するところもそれはそれでいい部分だと思っています。咲いてから散るまでの期間や過程を大切にするのは日本人らしいですよね。国民性がでているような気がします。パリに行く前は日本なんてと思っていたんですが、行ったことでと逆に日本の良さに気づかされました。日本はお茶の席に一輪飾ってあったりとても繊細ですよね。空間の間を取るという役割を果たしていたり。なのでどちらが自分に合っているというよりかは両方に好きな部分があるのでその部分に関してはなんとも言えないですね。


■パリから帰国されてからの活動内容、特に「花」単体ではなくてファッションなどの他分野と組み合わせながらのフラワーアーティストとしての活動はどのようなものですか?


-2005年に帰国したんですがそれまでは自分の世界には「生花」しかなかったんです。造花や花に加工を施すことは邪道だと思っていました。だけどそれは生花の代わりとしてそれらを用いてアレンジしているからおかしいのであって、代わりとしてではなくて一つの「素材」として造花を使えばおもしろいんじゃないかなと思うようになりました。帰国後は造花屋さんで働いていた時期もありました。そして仕事場で出会ったファッション関係の人たちや、雑誌の撮影でスタイリストさんがお花を使いたいというときなどに仕事の依頼が来るようになって徐々に人脈が繋がっていきました。主な活動としてはCDカバーでアーティストさんがつける花をモチーフにしたアクセサリーや、背景として花を用いたディスプレイなどを手がけるようになりました。あとイラストレーターさんと共同でグループ展などもしているんですが個展はしてないですね。「花」単体で何かをするということはないんですよ。


Michiko’s WORKS




Flower Artist Michiko

High fashion, 装苑, COMMERCIAL PHOTO等の多数の雑誌の誌面に携わり、又、JUJUやSuperflyなどの大物アーティストのCDカバーやヘッドピースを制作するフラワーアーティスト、Michikoさんにインタビュー。
Web : http://www.michiko-hana.com/


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