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Think of Fashion 020 イヴ・サンローラン 芸術家とデザイナーの狭間で

Think of Fashion 020

Think of Fashion 020
イヴ・サンローラン 芸術家とデザイナーの狭間で

映画「イヴ・サンローラン」が9/6(土)より公開され、話題を呼んでいます。
この時期にあわせてThink of Fashionでもイヴ・サンローランのことを取り上げます。

「イヴ・サンローラン 芸術家とデザイナーの狭間で」と題し、
「モードの帝王」と讃えられた稀有なデザイナーについて、
跡見学園女子大学・早稲田大学非常勤講師の井伊あかり氏と共に考えます。

21世紀を迎えて間もない2002年1月22日、
ポンピドーセンターで開かれた盛大なレトロスペクティブ・ショー。
「モードの帝王」イヴ・サンローランの引退は、
ひとつの時代の終わりを象徴する事件でした。

1958年の伝説的なデビュー以来、40年にわたりパリ・モードに君臨。
オートクチュールの衰退とプレタポルテの台頭という過渡期、
その結節点ともいうべき場に存在し、
20世紀後半のファッションを決定づけたのがサンローランです。

ジェンダーやジャンルの壁を越えた革新的スタイルを打ち出し、
ファッションの可能性を切り開いた60年代。
続く70年代、香水の広告など積極的にメディアの前に自らをさらす一方で、
過去の芸術や衣装に着想した懐古的ともいえるスタイルを発表していきます。

プレタポルテの旗手としてファッションの前衛を突き進んだ彼が、
再び己の存在意義を見出すのは、芸術性を追求したオートクチュールにおいてでした。

こうしたサンローランの変節は、ファッションにおけるクリエーションとは何か、
さらに、ファッションデザイナーとは何か、という問いを発しているように思えます。

サンローランの活動を、20世紀文化という文脈の中で捉えながら、
その答えを探ります。

<映画「イヴ・サンローラン」情報>
本国フランス初登場NO.1大ヒット!
伝説のファッションデザイナーの華麗なるキャリアと人生の”喝采と孤独”ー
9/6(土)より、角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他全国公開
配給:KADOKAWA http://ysl-movie.jp/

講師プロフィール
井伊あかり(いい あかり)
1975年富山県生まれ。
パリ第一大学DEA課程修了、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。
ファッション雑誌の編集・翻訳を経て、跡見学園女子大学、早稲田大学非常勤講師。
専門は服飾文化、表象文化論。
共著に『ファッション都市論』『ファッションは語りはじめた』『相対性コムデギャルソン論』、
訳書に『モードの物語』がある。

日時:9月23日(祝・火)18時00分~19時30分
会、終了後、講師を交えての懇親会を予定しております。

会費
事前申し込み2,000円 当日2,500円 1ドリンク付
学割 事前申し込み1,500円 当日2,000円 1ドリンク付

会場
服も作れるコワーキングスペース「coromoza fashion laboratory」
住所:〒150-0001渋谷区神宮前6-31-21 オリンピアアネックス201
電話番号:03-6450-5560 URL: http://za.coromo.jp/
ラコステの入っているビルの2階。

お申し込み先
palette.produce@gmail.com
「Think of Fashion 020 イヴ・サンローラン」
への参加の旨を明記してお申し込みお願いします。
また懇親会参加希望の方はあわせてお知らせ下さい。
(懇親会は別途会費がかかります。)

今後の予定
予定は決まり次第お知らせします。

Fashion studies
Think of Fashion実行委員会
http://fashionstudies.org/

Think of Fashionは
人々の装いについての文化や社会現象などを考えていく会です。
https://www.facebook.com/think.of.fashion
上記のフェイスブックページに過去の回のことが載っております。