Fashion, Tokyo 2015-16 A/W

EREWHON 2015-2016A/W EXHIBITION

EREWHON 2015-2016A/W EXHIBITION

エレフォン
 

総合アパレルマネージメント企業、Forward Apparel Companyがイエリデザインプロダクツと共に新規ブランド事業「F.A.showroom」をスタートさせ、メンズブランドでは「FACTOTUM」のデザイナー、有働幸司が手掛ける「EREWHON」が新ブランドとして発表された。

「EREWHON」は30~40代男性に必要な基本アイテム、レザー、ミリタリー、トラッドを軸に、フォワードアパレルの得意とするレザー、ニットをコアプロダクト展開していく。

また、新ブランドの発表をコレクションではなく、展示会形式をとった理由は一つ一つのアイテムをじっくりと見て素材感やデザインを実際に見てもらう為との事。華美な装飾は避けながらもモードの要素を上手く取り込み、なおかつ着心地を重視したリアルクローズが会場に並んだ。

今回、デザイナーの有働幸司氏より話を伺うことができた。
― 「このブランドのターゲット層は30~40代。この年代になると買い物の仕方も変わってくるんですよね。あるブランドの服が大好きというよりも手持ちの服に合いそうだから、といったニュアンスでカリスマ的なブランド性を追求するよりもアイテムとして選んでもらえるような服を作ることを意識しています。ちなみにこの年代だと体型も変わってくるので、僕が手掛けている「FACTOTUM」より、1.5倍ほど緩めのサイジングで作っています。
デザインは基本的に引き算で考えていますね。この形だったら、色は抑えめにしようみたいな。「FACTOTUM」ではチーム制でやっていますが、「EREWHON」では企業の下でデザインしていく訳なので、よりニーズに応えることを意識しています。

 

 

EREWHON

ファクトタムの有働幸司氏をデザイナーに起用。30〜40代男性に必要な基本アイテムであるレザー、ミリタリー、トラッドを柱に、フォワードアパレルの生産背景の一番の得意とするレザーとニットをコアプロダクト展開。コンセプトは ”自分らしさを知っているクールな男たちへ” 。
ブランド名は、イギリスの作家サミュエル バトラーのユートピア小説「エレホン」の描く ”理想郷(エレホン)を求め男は旅へ” からインスパイア。英語(Nowwhere)意:どこでもない のアナグラム(造語)でもある。価格帯はボトムス19,000円〜、ジャケット35,000円〜、ニット17,000円〜、カットソー9,900円〜、コート39,000円〜、レザー80,000円〜。

 


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