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ESMOD JAPON 東京校 第27回卒業審査会

 

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ESMOD JAPON 東京校 第27回卒業審査会

 

 

エスモード東京校卒業コレクションに先立ち、各卒業生の作品を間近で見る事の出来る卒業審査会が2月22日開催された。この日のために40名を越えるファッション界、アパレル業界の錚々たる著名人の方々が審査員として集まった。審査基準は、独創性とそれを実現させる専門技術、双方が厳密に問われ、国際的な視野で新たな価値を創造しているかが基準とされた。
 

 
最後に審査員の方々に、今回の卒業審査会へのご感想をお伺いしました。
 
MIKIO SAKABE デザイナー
坂部三樹郎氏ー私はESMODで教えはじめて一年になりますので、客観的に作品を見る事が出来ていると思います。ESMODの特徴は、現実的な服を作れる点。表現力、技術力だけではなく、時代感を上手くクリエーションに取り入れている。教えている方も勉強になります。
 

writtenafterwards デザイナー
山縣良和氏ー服を作成する技術力は、日本でトップレベルだと思います。日本のトップレベルということは、世界でもトップレベルでしょう。服と真剣に向き合っている姿勢を感じます。これからの課題はクリエイティビティを引き上げる事でしょう。
 

aseedoncloud デザイナー
玉井健太郎氏ー縫製技術、生地の開発などデザインに対して服におとし込む力が大変高いと思います。全体的にレベルが高いのでいろいろな方面での可能性を感じることができとても楽しむ事が出来ました。
 

批評家(京都服飾文化研究財団アソシエイト・キュレーター)
蘆田裕史氏ー大阪校共にクオリティが高く、すぐに売り出しても遜色無いレベルのものも多いと思います。ただ技術が高い一方で、自分好みの世界観を重視しすぎている学生が少なからずいるような感じもします。制作にあたって、「好き」以外の理由を重視すると、より良いものができると思います。
 

ジャーナリスト
生駒芳子氏ーアートあり、伝統工芸あり、政治ネタあり、の作品群は、ファッションの枠を越えて自由に表現されたものであり、今後もこのような横断的な表現がファッションとして提示されるのは喜ばしいことです。まさに、社会と呼吸しながら進化していくファッション、ですね。印象的だったのは、アヴァンギャルドを可愛いくエレガントな世界観で表現した試みです。
 

アーティスト
青山悟氏ー例えば、優しいであったり、上品という言葉をコンセプトに用いていますが、まずは曖昧なそれらの言葉の定義についてもう少し踏み込んで考えて欲しいと思いました。コンセプトと手法が無理なく一致している作品もありました。


この度の卒業審査会で、ADDが注目した卒業生の方々の作品も随時紹介していきます!

Text / A.H.

Photo / Sawahata


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