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ESMOD JAPON 卒業コレクション 2013

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ESMOD JAPON 卒業コレクション 2013

『me』
 


3月11日(月)ヱビスビール記念館にて、第27回エスモードジャポン東京校卒業コレクション2013が開催された。本年度のメインテーマは、『me』、サブテーマは「視点が変われば、常識が変わる」。次世代を担う未来のクリエイターたちが3年間の集大成を披露した。
 

ショーの前には、エスモードパリ校の校長を務めるクリスティーヌ・ヴォルター・ボニーニ氏や最終学年の授業を担当されたデザイナーの坂部 三樹郎氏(MIKIO SAKABE)と山縣 良和氏(writtenafterwards)が挨拶をされた。
 

コレクションでは、作品のみに限らず音楽や空間、演出までも学生自らが考えた。優秀スティリスト賞に選ばれた暗闇の中で光る服は、その斬新さと未来を想起させる素材感からコンテンポラリーには留まらない突き抜けたアイデアを感じさせられた。また、誰もが着用するようなデニムやトレーナーを独特なフォルムやシルエットで崩すことで新しい世界観を表現した作品などハイレベルなものが数多く見られた。
 

金の針賞は、「Can You Perceive?」のテーマで日常の服を色々な視点から観察し、形とディテールを展開した、キャサリン・ハヤルさんが受賞された。
各優秀賞には全部で7ブランドが選ばれ、ファッションジャーナリストの生駒 芳子氏などのファッション界における著名人らにより賞が授与された。




【優秀レディス賞】
 池谷惠・池田実央
 CONCEPT:自分自身の記憶や過去と向き合い、時代間を加え、新しいクリエーションへとつなげていく。
 

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【優秀メンズ賞】
 那須絢介・森部有貴
 CONCEPT:衣服をまとうことによる“人物像”の創造
 

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【優秀スティリスト賞】
 新谷亜梨砂
 CONCEPT:七変化
 

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【優秀モデリスト賞】
 松本愛子
 CONCEPT:滑稽で愉快で残酷でリアル。そして時に詩的で隠喩的
 

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【優秀作品賞】
 渡邉勇太・金アルム・田中沙季
 CONCEPT:リラックス&クラシック
 

best look




【審査員特別賞】
 横澤琴葉・高瀬恵
 CONCEPT:日常のすきま
 

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【金の針】
 キャサリン ハヤル
 CONCEPT:プレイフル・ボーイッシュ 爽やか・穏やか
 

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また卒業コレクションの後には第2回ニッケ×エスモードインターナショナル ファッショングランプリも開催された。今回で第2回を迎えたこの「ファッショングランプリ」は、ニッケとエスモード・インターナショナル、この両者の伝統と技術が織りなす産学コラボレーションにより、これからの衣料繊維分野の発展に繋げることを目標に掲げている。ゴールド賞には、エスモード東京校、シルバー賞には大阪校が選出された。
 

多くのデザイナーやクリエイターを輩出し、ファッション国としての日本の姿を発信するエスモード。今回の卒業コレクションで発表した未来のクリエイターたちが、ファッションに新たな価値を与え、時代を塗り替えていくことに大いに期待したい。




Photo / ESMOD JAPON
Text / kozou


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