Fashion, Collection, Tokyo 2013-14 A/W

JOTARO SAITO 2013-2014A/W

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2013-2014 A/W 東京コレクション

JOTARO SAITO 2013-2014A/W
 
「DRESS people ~不易な流行~」


 

”JOTOROのキモノは民族衣装ではなくドレスそのもの。
JOTAROが創りだすその人間像を「ドレスピープル」と呼ぶ。
不易なる流行を創りだす ―”
 

3月19日、渋谷ヒカリエホールにてキモノ作家齋藤上太郎氏によるキモノブランドJOTARO SAITOのファッションショー2013-2014 JOTARO SAITO KIMONO STYLE COLLECTIONが行われた。
 

齋藤氏が掲げた今回のテーマは「DRESS people ~不易な流行~」。
レディース29スタイルとメンズ15スタイルの全44のスタイリングに、10曲のアーティストを起用。シーン別にタイトルが設けていて、まさしく着る者の人間像を彷彿させる。
 

メンズのキモノには、レザーが部分的に施されたデニム地やリアルクローズとしても最適といえるジャージ素材を使用。
伸縮性があるためモデルの身体によく馴染み、柄はストライプやヘリンボーンで視覚的に非常に綺麗なラインとなっていた。
 

雪駄はレザーのハンドメイドブランド”TUNA”とのコラボレーション作品となっている。
レディースの帯揚げ全スタイルは、キモノの反物と同じギンガムチェックと千鳥格子の新作が登場。
草履は一部を除いて新作キモノの生地を用いて製作されている。
 

また帯締めは、アクセサリーブランド”サラサファミリア”とのコラボレーション作品となり、明るく多彩なマルチカラーの天然石をあしらっている。半衿はマーブル染といった、ホワイトとブラックの絶妙に重ね合わさった柄が上品さを醸し出していた。

 

羽織コートは、フード付きのシルバーのファーやアニマル地紋にコードを編んで作ったリボンタイプの紐は特徴的であった。
3タイプのクラッチバッグは手染め帯生地、信玄袋には皮革を用い、両方ともブランドの頭文字「j」のレタリングも登場。
 
キモノ、オビ、コモノ、バッグ全てにおいて相反する素材や型同士を用いることで一見、大胆かつ奇抜的な印象を受けるが所謂、自分たちが新しいと捉えるものもキモノの不易存在あるゆえ、斎藤氏がいう不易なものと最先端な流行ものには本質的に同じものであるということなのだろう。

 
毎シーズン新しい展開を魅せる斎藤氏の今回のコレクション「ドレスピープル」の作品を3月21日(木)~31日(日)の間、絹磨×JOTARO SAITO六本木ヒルズ店にて特別内覧する予定で一般来場も可能。
ぜひ一度、自身たちの目でJOTAROSAITOの「キモノ」をご覧頂きたい。

 







Photographer / Kanami
Text / Mikiko Arai



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